South Sea Pearl
白蝶パール | |
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化学名: | 炭酸カルシウム |
主要成分: | アラゴナイト、コンキリオン |
光沢: | 真珠光沢 |
硬度: | 2.5-4.5 |
屈折率: | 1.52-1.69 |
比重: | 2.6-2.9 |
白蝶パールの中でもシルバーリップと呼ばれる、貝の内側がシルバー色の白蝶貝(Pinctada maxima)から採れる、ホワイト、シルバー、クリームカラーの海水パール。
生産されているのは主にインドネシア、オーストラリア。
白いパールと言えばアコヤパールのイメージが強いが、アコヤパールのほとんどはクリームやイエロー色をしており、前処理やシミ抜き加工が施され白くなるものを基本とする。
その為、貝から採り出した状態で純粋に白いパールが多く採れるのは白蝶貝の特徴であるが、干渉色が綺麗に入った品質は少なく、アコヤパールのような見た目の品質は少なく貴重であり、海水パールの中では最も市場取引が高いパールである。
海水パールの採れる貝の中ではサイズが最大級で、産出されるサイズは主に9mm~18mmくらいまでとなり、20mmを超えるもの稀に産出される。
白蝶パールの養殖
白蝶パールの養殖は、日本の養殖業者がアコヤ貝では難しい10ミリ以上の大きな白い珠を作るべく、南洋の地で調査を進めたことから始まります。
1922年、穏やかで一年を通して安定した海況を持つ養殖に適したエリアがインドネシアのブートン島にあることを突き止め、養殖が開始され、1927年に養殖に成功しています。
現在ではオーストラリアやインドネシアの2国が主な生産地である。